スタダン「コッペリア」★やっぱり吉田都さんはすごい!

 

美里センセイが小学生の頃からずーーーっと憧れ続けた

吉田都さん雲05

一番大好きなバレリーナ。

当時・・吉田都さんはほとんど日本で踊られることがなかったのですが

青山バレエフェスティバル

(ローザンヌ国際バレエコンクールの受賞者が集うガラコンサート)で

のドン・キホーテのグラン・パ・ド・ドゥを

観た時の衝撃は今でも忘れないと言います。

私も吉田都さんの踊りを観たときに同じことを感じるのですが・・

吉田都さんの踊りは、もはやダンスの域を超えている!と思います・・。

生きる歓びをもらいます。

今回の「スワニルダ」も然り。

 

一番わかり易いところで言えば・・

有名な第三幕のスワニルダのヴァリエーション。

コンクールでもよく踊られる作品ですから、バレエをされている方ならほとんどの人がご存知でしょう。

私もこれまでに、いろんな方が踊るスワニルダを何十回、何百回と観てきました。

ですから、吉田都さんがどんなふうに踊られるんだろう・・と興味津々。

 

まず驚いたのは・・

曲のスピード。

ケタ違いに速い!!

こんなスピードで踊れるの?

ましてや表現なんてつけられるの?

と思いましたが・・・

流石は吉田都さん。

全部を魅せてくださいました雲05

 

前半は緻密(ちみつ)な足運び。

ひと足差し出すつま先の美しさ雲05

全く軸のぶれない動き。

派手なことはしない。

(テクニックを感じさせないテクニックだからそう見えるんですね。)

 

しかし綿密に練り上げられた洗練された動きは

「踊っている」ということを忘れてしまうくらい。

実際に吉田都さんはどの場面でも

ポワントの音を「コトン」とただの一度もたてることない可憐な足さばき

余計なものが削ぎ落とされた、

今まで観たことのない別次元の踊りでした。

リラックしした上半身は呼吸をしているように自然。

余計なものが削ぎ落とされているからこそ

普通の人が十六分音符で踊るパ・ド・ブレを

吉田都さんは三十二分音符で踏むことができるんですね、きっと。

誰もが真似できない技術は誰もが真似できない努力の上に成り立ってるんですね雲05

パンフレットの中に振付家ピーター・ライトさんが

吉田都さんについて語っておられるページがあります。

興味がある方は是非ご覧になって下さい。稽古場に置いておきます。

 

スワニルダのヴァリエーション後半で

ピケで1周する場面は目にも留まらぬ速さの回転で

スワニルダの喜びを見事に表現していました雲05

(1曲のヴァリエーションがこんなにも深く心に残るなんて!)

 

 

全体から見てもスワニルダのちょっと勝気でおちゃめなところが

吉田都さんが踊ることによって、よりわかりやすいものになっていたと思いました。

恋人のフランツがコッペリアに気をとられれているところを見てヤキモキする場面など

かわいくてかわいくて、抱きしめてしまいたくなるくらいでした(笑)。

そのくらい親近感の湧くスワニルダを演じてらっしゃいました。

 

お客様の期待を決して裏切らない、いえ期待以上のものを見せてくださる

吉田都さんの技術と演技力と、その精神力はやっぱりすごい雲05

 

香菜はほとんどの場面で吉田都さんの後ろ姿を見ながら

舞台に立っていたことになります。

日々、勉強だっただろうなーーと思います。

 

・・それにしても・・・

私の横に座ってらした香菜ママとおばあちゃまが

「香菜はどこだっけ。」と

香菜が出てくるたびに探しておられるご様子だったので

「今、上手の端から3番目ですよ。」

「下手の2番目です。」

「今、出てきましたよ。」

と小声で教えてさしあげるのも楽しい時間でした(笑)。

 

香菜ママ「メガネを作りなおしてくればよかったーーー。」

 

そう・・視力が悪い人は・・

メガネ・・ダイジだよねっ・・笑。

 

 

↓パンフレットの最後のページに

香菜が載ってました!!

昭和音大の広告です。

卒業公演の「ワルプルギスの夜」のパ・ド・ドゥですね。

すごくきれい!!

 

まだつづきます(笑)。REIKO。

 

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