どうしたらきれいにグランジュッテが飛べるのですか?

昨夜、一般科の生徒さんに

下記のようなメールをいただきました。

 

 

こんばんは☆
Hです。

今日は楽しいレッスンを

ありがとうございました。

ちょっと質問です。

どうしたらきれいに

グランジュッテが跳べるのですか?

 

 

 

バレエの動きのことでメールをいただくことは

滅多に無いので喜んで解説させていただきます。

(研究熱心でエライですね~雲05。)

 

実は私も、グランジュッテはとても苦手です。

参考資料を読んだり、練習方法を試したりして、試行錯誤しています。

指導者の立場から見ると、

生徒一人ひとり身体の作りが違うこと(それも成長段階であること)、

筋力量が異なること・・

決して教科書通りにはいかないものです。

こちらも試行錯誤です。

基本の練習や正しい知識を持った上で

後は、「今のその子」にとって一番よく見える方法を

考えていきたいといつも考えて指導していますが

それがタブーと言われる場合もあります。

教師によって考えの違いがあるところです。

例えば、ジャパングランプリ等のコンクールで

たくさんの優秀な教師のワークショップを受ける機会がありますが

足の上げ方ひとつにしても

「たくさん上げなくてよいから骨盤を傾けずにあげなさい」

という先生もいたり

「足をもっとあげなさい」

という先生もいたりと、いろいろです。

 

 

でも「基本の基本」は変わらないですよね。

 

 

いつもバーレッスンで、爪先を伸ばしながら、

遠くへ高く、脚を放り上げる練習をしますよね。

例えば、タンジュ、グラン・バトマン。

グランジュッテは、いわば、それの延長ですね。

 

(床の上で正しくオープンができることが

美しいグランジュッテを飛ぶための必須条件です。

ストレッチをしっかり行いましょう。)

 

前脚は、グラン・バットマンで、空中へ放り上げます。

後ろ脚で床を蹴って、後ろのグラン・バットマンをして

空中でオープンをするような形です。

 

はじけるように高く美しく跳ぶために必要なのは

瞬発力とタイミング。

そしてキープ力!

 

(瞬発力)

足を力任せに振り上げてもうまくいきません。

前足は、爪先とおへその間に糸が張ってあるとイメージします。
糸は、足の裏、ふくらはぎの後ろ側、ももの後ろ側などを経由しています。
足は「上げる」のではなく、その糸をおへその方へ引いたがために「上がってしまう」のです。
そして、前足が床から離れる時、最後に離れるのはかかとではいけません。

爪先です。

足の裏全体で床をブラシのようにこすり、かかとが離れ、

指の付け根が離れ、つま先が名残惜しげに離れます。

 

(タイミング)

飛び上がる瞬間、踏み切る足にしっかりと重心をおいて素早く振り上げます。
そして、床を押して高く飛びます。
(この時、手が遅いと高く飛べないので注意!)

 

(キープ力)

空中で止まっているような感覚で踊れたら、素敵ですよね。

空中でも、爪先とおへその関係を感じて下さい。
ポーズをキープするのは、筋肉の力ではなく、

おへその下、つまり下腹の制御力です。

 

 

 

上半身が前のめりになっていませんか?

タイミングが遅れていませんか?

力が入りすぎてはいませんか?

 

自分の動きを客観的に見つめ直してみましょう。

 

足の開く角度よりも、まずは、足を真っ直ぐに保つことです。

雲05自分の最高の真っ直ぐ雲05

を目指しましょう。

まずは小さな跳躍から挑戦してみてはどうでしょう?

ひたすら練習ですね。

 

お互いがんばりましょう~雲05(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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