自分探しの旅?(コンクールを控えて)

【FRAIS2023PERFORMANCEより】

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夏のバレエコンクールに向けて、準備中です。

 

ピアノの場合レッスン以外の自宅での毎日の練習が鍵になりますが、バレエの場合、スタジオで練習するのが主な練習になるでしょう。

家でできるのは、ストレッチや、限られた空間でできることだけで、ポアントの練習も床の条件が整っていないと難しいでしょう。

 

なので、バレエはピアノとは違い、スタジオでの60分なり90分なり120分なりのクラスの練習が鍵になるのではないでしょうか。

 

そんなことでコンクールに出場する生徒さん(特に上位を目指そうとすれば)は、週に最低でも4〜5回、もしくは毎日のようにクラスを受けているでしょうね。

 

加えて、身体的なことや、運動神経、音楽性、表現力などなど、持って生まれた要素が大事。

 

小学生の間は先生の指導によっても差が出ると思いますが、中高生になると練習時間、練習方法など、本人がしっかり考えて練習していかないと、上達は難しくなると思います。

 

 

しかし・・FRAISの生徒さんたちを見ていても、思うのですが、皆さん、やるべきこと、やりたいことが多く、いっぱいイッパイですね。

 

勉強もがんばる、バレエもがんばる、部活動もがんばる、生徒会の活動もがんばる。

 

頑張ることだらけで、大変です。

やれてるだけで、凄いな!と、本当に思います。

 

でも、与えられた1日の時間は皆平等。

 

そして、全て「結果を出したい」。

 

よほど能力や集中力があったとしても、「全てを得る」のは、神様でも難しそう笑。

 

 

思い出すのは、次女しずかの学生時代。

 

彼女も、「ピアノ」「バレエ」「バイオリン」とお稽古事をしていて、そのどれもがハードで、常に張り詰めた状態だったような気がします。

加えて、まあまあ、勉強もがんばり(笑)。

かなり無理していた部分はあったように思います。

 

今となっては、全部が仕事に役立っているから、結果オーライだとしても。

 

あの頃は、それこそ、全てに時間をかけることが難しく、結果が出ないこともあり、常に気持ちがジェットコースターみたいで、親のわたしも、なんか心労多かったな。

なんであそこまでして頑張ったのかなあ。

 

 

あれは自分探しの旅だったのか。

しかし、そこそこキツい旅だったぞ笑。

親の私も余裕がなかったしなぁ。。

 

あれから10年経過して、彼女はやっとこさ自分の居場所を見つけて、生まれて初めて魚が水と出会ったように、生き生きと泳いでる。

海の中には、見たこともないような生物もいっぱいいて。その出会いの全てを楽しんでる。

 

いろいろやってみて、最終、音楽が残った。ということなのだけど。

結局、音楽は最後まで苦にならなかったのでしょう。それどころか、どんどん学びたい欲が増していって。

それまでにたくさんのことを同時にやってきたので、それが一つになった時のパワーたるや。

そういう体力が養われたのでしょう。

(過去に戻って、あれをもう一度やるか?と問われても、彼女はやっぱりやるでしょうね。)

 

 

なにが正解かはわからないけれど、「結果を出したい」と真剣に思うのなら、まずは練習量を確保する、ということ。

 

練習量がそこそこなのに、「結果が出ずに落ち込む」というのは、ヘンな話。

どれだけ自分を過信していたの?ってなる。

 

わたしの過去の子育てへの自戒も込めて、そんなことを思います。

 

 

そして、わたしは、いろいろ悩み苦しみながらも心身ともに美しく成長していく生徒さんたちのことを、これからもずっと応援していきたいと思います。

 

本当は頑張れることがある、やれる、というだけで、しあわせなのですから。

 

REIKO

 

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