日々録。

2013年のクリスマスに「日々録。を毎日書く」と決めて始めたというのに

なんと1ヶ月近くも放置してしまった、わたしの勝手日記「日々録。」。

 

実はあることをきっかけに、インターネットの扱い方関わり方を深く考えるようになったのです。

FRAISのブログはありがたいことに日々たくさんの方に訪問いただいています。

クラシックバレエフレイスの公式ブログでもありますから、いち早いお知らせなどを

こちらでさせていただいていることもあり、チェックの意味もあり、メンバーの皆さん初め多くの方が

開いてくださっているんだと思います。本当にありがたく思っています。

わたしの「日々録。」はバレエとは関係ない日々のつぶやき程度のことを書き綴ってきました。

普段バレエのレッスンでは個人的にお話する機会が少ないので、「人となり」を知っていただく一つの機会に

なればいいなーという思いから続けてきました。

でも、あくまでその「人となり」とは、ある一部分を切り取って貼り付けられた「人となり」だなーと思うのです。

ネットの中で感じていた「人となり」と実際会って感じる「人となり」は全く違うものだった、ということも、実はしばしばあります。

実際、わたしは自分の「本質」に迫るようなことは「日々録。」にはほぼ書くことはありません。

つまらないな、と自分でも思います。(だから見る人はもっとつまらないな、と思うでしょう。)

 

ネットは人と人をつなぐとても便利なツールです。

誰が言うまでもなく現代社会にはなくてはならない大切なものだと思います。

ネットでつながっているだけで会っているような気分になり安心します。

FACE BOOKで繋がっているだけで友だちのような気になります。

しかし表面上、皆が見えるところ(コメント欄)では褒めおだてて、裏では悪口を言っている。

そんなの本当のともだちかな?と疑問に思います。

(本当の友だちなら、本当のことを本人に伝えるでしょう。少なくとも悪意だけの悪口は口にしないと思う。)

私がそういうメに遭ったわけではありませんが、わたしだったらそういう友だちは要りません。

だからわたしはFACE BOOKをやめました。

そして「FACEBOOKやめたからー」と仲の良い友だちに知らせました。

友だちが一同に口を揃えて言ったことは、「えーーうらやましい。わたしもやめたい。

「やめたいけど、仕事関係でも使っているのでやめられないけれど本当はやめたい」

(確かにそれはわかる。でもね、本当に大切な人とだったらFACEBOOK以外でも繋がれるはず。)

熱心にFACEBOOKをやっていた友人がわたしよりも一足先にキッパリとやめた時には

「すごくスッキリして、毎日の生活が以前よりも充実している」と話していた通り、

私自身の生活も同じくそうなっています。(隙間時間にFACEBOOKをUPまたはチェックする時間を

1日合算すると・・1時間とか簡単にいっちゃうんじゃないかな?その時間、家族と話すこと、

本を読むこと、考える事、いろんな時間に使える!携帯依存からの開放です。

 

本名を名乗ったFACEBOOKやブログでは、あまりマイナスなことを書く人はいません。

ほとんどの人は楽しかったこと、嬉しかったことを書きます。

それを見る人のその時時の心理状態はいつも良いわけではありません。

「自分はうまくいってないのに、こんなに落ち込んでいるのに」楽しそうな記事や写真を目にするのはつらいこともあるでしょう。

わたしは、どちらかというと、「他人と比べる」ということをしないタチです。

そんなわたしでも、夫が亡くなった直後、FACEBOOKで「夫婦の仲良しショット」の写真や「夫がこんなに素敵で」という記事を見ると、心がチクっと痛むのを感じました。

(もちろん、その記事を書いた人は何も悪気はないし、なーーんにも悪くない。)

だったら見なきゃ良いのに、と言われるかもしれないですが、開くと否応がなしに目に飛び込んでくるのがお手軽ネット社会でもあります。

わたしが感じたように、わたしのBLOGを読んだ方が感じることもあるかもなーとちらっと思います。

皆、同じように「良いこと」も「悪いこと」もあると思うけれど、ネットで誰かの「良いこと」を目にして落ち込むことがあるとすれば、如何なものだろう。

そう考えると「日々録。」を毎日書き綴ることに疑念が湧き、書けなくなってしまったのでした。

 

 

わたしはこの1ヶ月の間に誕生日を迎えまたひとつ歳を重ねました。

人生の折り返し地点を過ぎ、これからは「より身近にいる人達」を大切にしたいと感じています。

家族、ともだち、恋人、生徒たち、保護者の方々、仕事関係の仲間。

FACEBOOKをやめて、そしてネットからしばらく離れてみて、自分にとって本当に大切なものはなにかということを真剣に考えました。

 

そしてその答え。今わたしが大切にしたいものはより「リアル」なものです。

 

実際人と会って(遠ければ電話でもいい)話をし心を通わせる事、心から笑うこと。

そして悲しいことがあれば、一緒に泣くこともできる。

表面だけでつながるネット上では得ることの出来ない、とても充実した素晴らしい時間です。

「そんなの物理的にムリだし、だからネットなんでしょ」という忙しい現代人にこそ必要なことなのかなと思います。

もちろん、人との付き合いには適度な距離感というのも必要ですが、そういうことを感じたり考えることを含め、

「リアル」から学ぶことは多いのかな。

「大切なことは目に見えない(サンテグジュペリ)」。

だけど、実際に目に見えるものを見ないともっと見えない、感じない。とも思うのです。

 

 

 

REIKO。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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