4月2日 〜人生の11時台〜

 

 

4月2日、今日はわたしの母の命日でした。

ということで、今日わたしは母と一緒にいるつもりで

自宅にて静かに過ごしました。

 

 

あの日、2か月ぶりに自宅に帰った母は

皆さまから届けられた たくさんの春のお花に囲まれて幸せそうに眠っていました。

 

あれから1年経ったのだなあと思います!!

 

 

私の心の中ではなんとなく母がこの世をたったのは「4月1日」となっているのですよね。

それは4月1日夕方に呼吸が止まった数時間後に延命治療をして半日間生きながらえたことが関係しているかもしれません。

軌道確保のために首に管を入れて息を吹き返しても、あの時「生き返った」と思うことはできませんでした。

奇しくもエイプリルフール。嘘なら良いのに、と思いました。

 

 

車椅子生活になった後の母と暮らした18年。

1年経った今でも母に会えなかった最後の2ヶ月がを思うと胸が痛みます。

ずーーと一緒に暮らしてきたというのに、どうして最後に・・。

 

 

寂しかっただろうなあ、家に帰りたかっただろうなあ、と。

(公演後の5月5日以降に家に帰る予定でした。離れている間はなるべくそういう感情を消そうとしていました。)

 

と同時に、あの離れ離れの2ヶ月がなかったら、もっと辛さが残っただろうとも思います。

あれは神様がくださった余白だったのだと思います。

 

こんな話を聞いたことがあります。

 

時計の長針と短針は1時間に1回重なります。

毎時1回は重なるようにできていますが、11時台だけは重なりません。

11時台だけは短針が逃げ切っちゃって、2つの針は重ならないのです。

次に2つの針が重なるのは12時。

鐘が鳴る時です。

「鐘が鳴る前は報われない時間がある」ということ。

 

 

人生における11時台というのは必ずある・・

 

 

きっとあの2ヶ月は母と私の11時台だったのだと思います。

交わることがなかったおかげで、母は人生の終わりの鐘を鳴らすことができたのでしょう。

母の身体が不自由だった分、わたしたちの親子関係は強かったですし、母はわたしの身体の一部のようになっていました。

母は母できっとそんな感覚だったと思います。

関わりが深かっただけに、交わらない時間が必要だったのだと思います。

 

 

母は「いつ死んでも何の後悔もない。だから笑って送り出してほしい」

といつも言ってました。

「うんわかったわかった」と笑いながらもわたしはその度にちょっと悲しい気持ちになっていました。

後悔ないのは良いけど、そんなに簡単に死なないでよ、って心の中で思ってました。

 

 

でも、人は誰しもいつかはサヨナラの時がきます。

 

呼吸を失う3時間前にもわたしに動画のメッセージを送ってくれた母。

ホームの職員さんと一緒に画面に映る母の姿を見て違和感と危機感を覚えたわたしは、

すぐに感謝の気持ちを連ねた長文おメールを送信しました。

そのメールは(職員さんの手で)開かれないまま、読まれないまま、

そのたったの2時間後、母はあっけなく逝ってしまいました。

 

 

母は死に際まで感謝を忘れない美しい人でした。

 

子供のように無邪気に正直に生きた人でした。

母がわたしたち家族に残してくれたものは、本当に大きかったです。

 

 

と・・これだけ書くと美談に終わってしまいますが・・・

本当のことを言うと、身障者の母と暮らすことは大変なことも多かったです。

「これ以上やれないというところまでやった」かは分かりませんが、

母と向き合う自分なりの精一杯を生きてきました。

正直、笑顔の陰で、辛いこともいっぱいありました。

離れたくなるときもありました。

 

 

物事には常に、コインのように「裏と表」があります。

 

 

そして時はいろんなことを解決してくれます。

あれから1年経ったことにありがとう。

これまで温かく接してくださった皆様にありがとうございます。

 

 

FRAISの生徒さんとお母様に

「お供えしてください」と、

お花とお菓子をいただきました!

 

「わたしも4年前に母を亡くしたんです。」と。

わたしの母と同じ78歳だったそうです。

 

 

春らしい〜かわいいお花!

ありがとうございました。

心が落ち着きます。

 

S__11247620

 

 

 

 

 

 

この1年、いろんなことがありすぎて、あっという間にすぎてしまったような気もします。

悲しみはまだ癒えず、この1年は母の写真をまともに見るのもつらかったです。

でも、きっと、2年、3年・・・と経つうちに、変わってくるのでしょう。

 

 

「人の死は残された者のものであって、亡くなった本人のものではない。」

の養老孟司さん(解剖学者)のお言葉が今のわたしの背中を押してくれます。

(そう。母は自分の死やその後を知らないのですね。)

 

これからは母のように「2度と戻らない今日といういちにち」を楽しく笑って生ききろうと思います!

 

 

 

亡くなるちょうど1年前の春。

母にとって最後の桜でした!

そう。笑う時、いつもこの顔でした!!

ありがとうありがとうありがとう〜!!

 

 

S__11280386

 

 

~感謝~

REIKO

 

 

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