「ピーターと狼」の衣裳作り裏話。思い入れあるのです!(*おまけ動画もあるよ!)

バレエ「ピーターと狼」は

発表会などでなかなかやらない作品のようです。

わたしが知ってる限りでは、鹿児島ではFRAISだけですし

九州でもきいたことないですし、日本全国では・・ちら・・ほら?

(知らないだけかな?)

 

 

46

 

 

こどもたちにとって、学びの要素がいっぱい詰まった作品なのに!

こどもたちの可愛さが最大限に表現できる作品なのに!

ストーリーテラー付きのお話はわかりやすく、お客様にも喜んでいただける作品なのに!

 

 

 

 

上演権の問題?

それだったら世界のどこのバレエスクールもやらないはず。

 

 

19

 

 

 

よくよく考えてみると・・・

いちばんは、衣裳の問題があるのじゃないのかな?

という回答が頭の中をよぎります。

 

 

「くるみ割り人形」「白鳥の湖」「眠りの森の美女」

など王道の作品は素敵なレンタル衣裳がたくさんあります。

 

特徴的な衣裳ばかりを取り揃えた「ピーターと狼」は、

それらしいレンタル衣裳がなく。。。

 

しかもどれも簡単には作れなさそうな衣裳ばかり。

 

でも、どうしても「ピーターと狼」をやりたい!

はて!どうしましょう?!!

 

困りました。

 

 

 

 

と・・・そのときに

 

 

「作りますよ~!」

と、ニコニコ笑顔で現れた救世主!!

 

26

 

2010年当時、FRAISには古垣さん(劇団四季に入団された未来ちゃんのお母さま)という方がいらっしゃいました。

ご両親が裁縫店を営んでおられたというのですから、幼いころから、型紙おこし、裁断、仕立てなどをされるご両親の背中を一から見て育った古垣さんは筋金入りですね。

 

「ピーターと狼」の衣裳は、そのお裁縫天才古垣さん!とお裁縫へたっぴなわたし!がタッグを組んで、あの衣裳を作り上げたという歴史が・・・。

 

こうしたらどうなるだろう~

いやこっちのほうがロイヤルバレエの本物に近いですよね!

おーーっ!これでいきましょう!

 

ひとつの衣裳を仕上げるのに試行錯誤と試作試作の日々。

 

 

34

 

わたしは公演前の数か月前、一日中ミシンを踏んでいた記憶があります。

脇目も振らずカタカタカタカタ・・・・・。

ときには絵具をヌリヌリ・・・ホッチキスをカチカチ・・・ビーズをハリハリ・・

 

正直、命かけてた、と言っても過言ではないほどです(笑)。

 

*あれは多めに見ても、ほとんど「イッタヒト」(笑)。

洋服や靴下にいつも小さな布切れや糸がヒラヒラくっついておりました。

 

思い出すだけでアドレナリンが湧き出てきます。

 

16

 

当時のFRAISのお母さま方にもお手伝いいただき、本物に限りなく近い衣裳が着々と完成しました。

これまでどの舞台にもエネルギーと愛情を注いできたけれども、この「ピーターと狼」にかけたエネルギーと時間は格別でした。

そして、生徒の皆さんが衣裳をつけて舞台で演じる姿を見た時には震えるほど感動したものです。

 

14

 

設立20周年のいう記念の年に、思い入れあるこの

「ピーターと狼」を再演できることがとても嬉しいのです。

 

 

そして20周年記念発表会を行うにあたり、

これまでの様々な出来事を振り返るきっかけにもなっています。

たくさんの感謝がフツフツと再燃しています。

 

32

 

 

古垣さん・・

本当にお世話になりました。

お元気かな~!!

あの頃、ご一緒できたこと、

心身ともに全力になれたこと、心から幸せでした!

 

 

CLASSICAL BALLET FRAIS 徳田玲子

 

 

最後におまけ動画!

「せやろがいおじさん」の「人の身体いじって笑いとろうとする奴に一言」

みんながこんな気持ちでいたら、いじめの発端を減少させられるし、

自分自身も「人と比べることのバカらしさ」を感じるんじゃないかな?

自分はこの世にたったひとりしかいない、かけがえのない存在なのです。

 

 

Recent Entries

  • バレエ

  • バレエ用品のお店

  • ブログロール

  • 暮らし

  • 検索エンジン

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。

    次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">