(FJB「青のバランス」一般科メンバーへ)アンケートの件/おもうことBY REIKO

 

FRAISジュニアバレエ団「青のバランス」

キャスト一般科の皆さん

 

先週より配布させていただいておりますアンケート用紙の件です。

すでに提出してくださっている皆さん、ありがとうございました。

お忙しい中、一生懸命考えて答えを出してくださってありがとうございました。

(未提出の皆さん、10月14日(火曜日)までに提出をお願いします。)

 

皆さんの言葉のひとつひとつをじっくりと読ませていただいています。

そして、そのひとつひとつの言葉にとても感動しています。

 

新作「青のバランス」は、青春時代の行ったり来たりの感情、目の前の現象、

と向き合うことで、本来の自分、本音の自分を見つめ続け、発見し、

「自分にとってのホントのシアワセってなあに?」

を追求しよう、というテーマがあります。

 

これは、なにも青春時代だから、というわけでなく、人間が生きている限り続く

一生のテーマでもあると思います。

 

新作「青のバランス」の中で一般科の生徒たち16名が

一人一人パフォーマンスをする場面があります。

 

「自分はこれが大好き」「これをみんなに伝えたい」

「こうすることがシアワセ」「自分はこうなんです!」

そういうものを32カウントの中で発表します。

 

「自分の個性=自分の幸せ」を追求するためには、自分の好きなことだけでなく、

自分にとって「苦手なもの」「つらいこと」「恐れていること」「目をそむけたいこと」に対して

じっくり目を心を向けることで、「本当の自分」を見つけるきっかけにもなると思うのです。

 

例えばこうです。

(今、提出していただいた中から)

「失うと恐いもの」は何ですか?

という問いに対して、まず最初にくる、ほとんどの答えがこうでした。

 

「親」   「家族」

 

 

そして、

「もし、あと少ししか生きれないとなったとき、後悔することは何ですか?

という問いに対してはこんな答えがありました。

 

「親孝行できなかったこと」

「親を困らせたり、喧嘩をしてきたこと」

「弟にもっと優しくすれば良かった」

 

 

つまりは一番大切なものにこそ、

後悔があるということでしょう。

 

 

例えばこんな答えもありました。

失うと恐いものは「バレエ」。

後悔することは

「もっと踊りたかった」。もっと「バレエを観たかった」。

 

「失うと恐いもの」と「後悔するもの」に

他人も情報も介在しません。

 

あるのは、「自分自身のホントの気持ち」だけ。

 

もしかしたら今まで翻弄され続けたこと・・・

他人と比べたり、過剰な情報を入手することは

「本来の自分」「本当の幸せ」を追求する上で本当に必要なのか?

という疑問が湧いてきます。

(もちろん、いいライバルは必要ですし、情報だって必要。

でも、結局は自分自身のこと、という意味です。)

 

そして、早くそれをわかった人から幸せになれるんじゃないかな、

と思います。幸せもどきではなく、本当の幸せです。

 

最初にも言いましたが、わたしはみなさんのアンケート用紙を読みながら感動しました。

皆さんの本音が綴られているなーと感じたからです。

みんな一人一人がスペシャルで唯一無二で素晴らしい存在だな、と心から感じます。

それは、最近の皆さんのバレエのレッスンを見ていても深く感じることです。

 

長年、FRAISの稽古場に通ってくださっているのに

わからない、知らないことばかりだなと思いました。

今回、皆さんの言葉を聞けたことがとてもうれしかったです。

「こんなことに興味があって、こんなことが好きで、こんなふうに考えているんだ」

ということがリアルに伝わりました。

 

そんなことが32カウントの中で表現できたらいいな、と思います。

 

そして「青のバランス」という作品を一緒に作り上げていく過程で

みなさんが「本来の自分」「自分の個性はなにか」「自分にとっての幸せ」

を追求していけるひとつのきっかけができたらいいなと、切に思います!

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CLASSICAL BALLET FRAIS

徳田玲子

 

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